CFDのスプレッドとは?意味や比較方法を詳しく解説しました

スプレッドとは売値と買値の差額のことで、CFD取引をするたびにかかるコストになります。

スプレッドは各証券会社のレートを見れば分かるのですが、常に値段が切り替わるので混乱するかもしれません。しかし、よく見てみると各銘柄ごとにBIDASKという二つの値段が設定されているのが分かります。

DMM CFDのスプレッド image by DMM CFD

BIDとは売値のことで、文字通り売るときの値段を指します。一方、ASKは買値のことで、買うときの値段を指します。二つの値段を見てみると、微妙に差があるのがお分かりいただけると思います。この差がまさにスプレッドです。

上の画像で言うと、日経225(JPN225/JPY)が19,630円(ASK)のときに買い、相場が全く動かなかったときに売った場合は19,623円(BID)しか戻ってこず、差額の7円(スプレッド)は証券会社に支払ったことになる、というわけです。

スプレッドの狭さ(スプレッドの大小は「広さ、狭さ」で表現します)は証券会社によって違います。「スプレッドが狭い = 取引にかかるコストが少なくて済む」ことになるので、基本的にトレーダーはスプレッドの狭い証券会社を好みます。

そのため、各証券会社は「業界最狭水準!」や「超タイト!」などと謳って、競い合うようにスプレッドの狭さをアピールしています。

スプレッドを比較するときは値幅に注目!

CFDのスプレッドは証券会社によって結構違います。ある証券会社は株価指数CFD(日経225やSPX500など)のスプレッドが狭かったり、ある証券会社は商品CFD(石油や貴金属など)のスプレッドが狭かったりと、まちまちです。

例えば、あなたが日経225のCFDをやりたいとしたら、日経225のスプレッドを比較するために色んな証券会社のレートを見ることになると思います。しかし、証券会社によってスプレッドの単位が「円」だったり「pips」だったりするので、スプレッドの数字だけでは比較しにくい場面に遭遇するはずです。

実際の証券会社のレートを比較してみましょう。

まずは下の画像をご覧ください。日経225(日本225)のBIDとASKの値幅は4円で、スプレッドも4です。そしてNYダウ(米国30)も、値幅は2ドルでスプレッドも2となっています。この証券会社の場合、全ての銘柄が「BIDとASKの値幅 = スプレッド」なので分かりやすいですね。

GMOクリック証券のスプレッド image by GMOクリック証券

今度は違う証券会社のレートを見てみましょう。画像によると、日経225(Nikkei 225)のBIDとASKの値幅は12円なのに、スプレッドの現在値は1.2となっています。これはなぜかというと、スプレッドの単位が円ではなくpipsだからです。

※pipsに関しては、こちらの記事に詳しい解説を載せたので、初めて知ったという方はあわせて参考にしてみて下さい。

AXIORYのスプレッド image by AXIORY

「結論、これら2社の日経225のスプレッドはどちらが狭いのか?」ですが、それはGMOクリック証券のほうです。

スプレッドの数字だけ比べたら、GMOクリック証券はスプレッドが4、AXIORYはスプレッドを1.2と表記しているので、一見AXIORYのほうが有利に見えるかもしれません。ですが、実際の値幅を比較するとAXIORYは12円なのに対して、GMOクリック証券は4円です。

スプレッドを比較するときは、スプレッドの数字よりもBIDとASKの値幅がどれだけあるかに注目したほうがいいでしょう。

スプレッドの種類

スプレッドには色んな種類があります。証券会社によって採用しているスプレッドは異なりますが、たいていの場合「原則固定」か「変動制」のどちらかです。

以下に主要なスプレッド4つを紹介します。

完全固定

完全に固定されているタイプのスプレッドです。このスプレッドを採用している証券会社は現在ありません。

原則固定

原則として広さが固定されているタイプのスプレッドです。例外的に、以下のようなときはスプレッドが広がります。

  • 大規模な自然災害(東日本大震災など)、金融危機(リーマンショックなど)があったとき
  • 指標発表時などの相場急変の可能性があるとき
  • 原市場のクローズ後

変動制

相場の状況によって常に変動するタイプのスプレッドです。もちろん、原則固定スプレッドが例外的に広がるとき、同様に変動制スプレッドも広がります。

変動制を採用している証券会社のレートは、スプレッドの現在値とともに、最小値、最大値、平均値を表記していることが多いです。

キャンペーン

証券会社が販促のため、特定の銘柄に対してスプレッド縮小をする期間限定のキャンペーンを行うことがあります。

キャンペーンの一例

4月2日~6月1日の期間限定で主要株価指数のスプレッドを大幅縮小!

  • 日経225 9pips → 8pips
  • NYダウ 4pips → 1pips

相場急変時のスプレッド拡大に注意

相場の急変時にエントリーすると、スプレッドの拡大によって初っ端から大きな含み損を抱えることがあります。更にそういったときはスプレッドに加えて、スリッページの広がりも懸念されます。

スリッページとは?注文時に表示された価格と、実際の約定金額の差のこと。投資家にとって有利になることもあれば不利になることもある。相場の急変時に差が大きくなりやすい。

スリッページは予約注文によって回避できる証券会社もあるのですが、そもそも相場急変時のエントリーは危険がつきもの。極力避けるのが無難といえるでしょう。

また、相場が落ち着いているときであっても無駄にエントリーしすぎれば、それだけたくさんのスプレッドを証券会社に捧げてしまうことになります。

スプレッドはトレーダーにとってあくまでコスト。できるだけ少なく済ませるのが理想ですね。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

過去10年の検証に耐えた
CFDのトレードノウハウとは?

株トレーダー育成コミュニティ「トレーダーズ・ジム」では、相場の本質を突いたノウハウを会員の方々に提供し、リスクの絶えない金融の世界で着実に成果を上げ続けてもらうことに成功しています。