CFDの基本的な注文方法3つを詳しく解説しました

こんにちは! 株式編集部の前田です。

今回はCFDにおける3つの基本的な注文方法を解説していきます。CFDだけでなく、株式取引やFXなど、トレード全般で役立つので初心者の方は絶対に押さえておきましょう。

基本中の基本ですが、まずトレードの流れをおさらいします。ざっくり分けると以下の4つです。

  1. 銘柄を決める
  2. 数量を決める
  3. 新規注文を出す(エントリーする)
  4. 決済注文を出す

今回の記事で触れるのは3番と4番、つまり新規注文(エントリー)と決済注文の部分です。一口に注文すると言っても、実は色々やり方があるんです。

3つの基本的な注文方法

今回の記事で紹介するのは以下3つの注文方法です。

  • 成行注文(なりゆきちゅうもん)
  • 指値注文(さしねちゅうもん)
  • 逆指値注文(ぎゃくさしねちゅうもん)

成行注文

成行注文とは、好きなタイミングでエントリーして好きなタイミングで決済する注文方法のことです。直感的で初心者にも分かりやすい注文方法でしょう。

例えば19,500円のときに成行でエントリーしたらその値段でエントリーしますし、19,600円のときに成行で決済したらその値段でポジションが解消されます。

ごく普通の注文に思える成行注文ですが、実は注意すべきことがあります。それはスリッページです。スリッページとは注文を出したときの値段と実際に約定した値段との間に生じる差のことで、成行注文をすると起きやすい現象なのです。

特に相場が急変するときにスリッページは広がりやすくなるので、そういったときは成行でエントリーするのを控えましょう。

指値注文

指値注文とは、あらかじめ約定するときの値段を決めておく注文方法のことです。予約注文という解釈でも良いでしょう。

「指値でエントリーする」とは、今の値段よりも安く買う、もしくは高く売ることを指します。一方、「指値で決済する」とは今の値段よりも高く売る、もしくは安く買い戻すことを指します。

例えば、日経225を買いから入りたいとしましょう。以下の画像をご覧ください。

画像について、順を追って解説します。

まず日経225が19,600円のときに、「19,500円まで安くなったら買う」という新規指値注文を出しました。これは「指値でエントリーする」ことになります。しばらくして日経225は19,500円まで下がり、新規注文が約定されました。

その後、日経225は順調に伸びて19,550円まで上昇しましたが、すぐに決済せず、「19,600円まで高くなったら決済する」という決済指値注文を出しました。これは「指値で決済する」ことになります。

しばらくして、日経225は思惑通り19,600円まで上昇し、無事に決済注文が約定されました。


基本的に、指値注文は決済に使うことが多くなるでしょう。指値でエントリーするとなると、手法的には逆張りにあたるので、あまり初心者向きではありません。

逆張りとは?相場のトレンドとは反対の行動を取ること。例えば株価が急落しているときに株を買ったり、上昇しているときに売りから入ったりすることを指す。

ちなみに指値注文はリミット注文と呼ばれることもあり、MT4では指値買いエントリーを「Buy Limit」、指値売りエントリーは「Sell Limit」と表記しています。

MT4とは?ロシアのMetaQuotes社が開発、配布しているトレードツール。ツール自体は完全無料かつ高性能であることから、多数のFX・CFDトレーダーに愛されている。

逆指値注文

逆指値注文は指値注文と似ており、あらかじめ約定するときの値段を予約しておく注文方法ですが、指値注文とは考え方が違います。

「逆指値でエントリーする」とは、今の値段よりも高くなったら買う、もしくは安くなったら売ることを指します。「安く買ったほうが得なのになんで高くなってから買うの?」と思われるかもしれませんが、高くなりそうなものを高くなってから買うのは順張りにあたるので、実は理にかなってるといえます。

順張りとは?逆張りとは反対に、相場のトレンドに沿った行動をとること。例えば株価が上昇していたら買ったり、下落していたら売りから入ったりすることをさす。

一方「逆指値で決済する」とは、今の値段よりも安くなったら売る、もしくは高くなったら買い戻すことを指します。指値で決済するのが利益を確定させるために用いられるのに対して、こちらは損切りのために用いることが多いです。

損切りとは?含み損が出ているポジションをあえて決済し、損失を最小限に留める手法のこと。ロスカットともいう。

今回も指値注文と同じく、日経225を買いから入る場合で例えてみます。以下の画像をご覧ください。

それでは順を追って解説しますね。

まず日経225が19,500円のときに「19,550円まで高くなったら買う」という新規逆指値注文を出しました。つまり「逆指値でエントリー」したわけですね。このエントリーは日経225が上昇トレンドに入っていたので、さらに続くことを見越したものになります。

しばらくして日経225は19,550円まで上がり、新規注文が約定されました。しかし、ここに来て上昇トレンドが終わってしまい、思うように値段が上がらなくなってしまいました。下降トレンドに転じることを見越し、損切りをあらかじめ設定しておくことにしましょう。

現在は19,550円ですが、「19,500円まで安くなったら決済する」という決済逆指値注文を出しました。つまり「逆指値で決済」することになります。

その後、予想通り日経225は下降トレンドに入りましたが、あらかじめ19,500円になったら決済という予約をしていたので、損失は少なく済みました。

ちなみに逆指値注文はストップ注文と呼ばれることもあり、MT4では逆指値買いエントリーを「Buy Stop」、指値売りエントリーは「Sell Stop」と表記しています。

逆指値注文 = 成行注文!?

逆指値注文って、実は成行注文なんです。

「一体なにを言ってるんだ」と思われるかもしれませんが、各証券会社の逆指値注文に関する説明を読むとこんなことが書いてあります。

CFD価格が指定した価格に達すると、逆指値注文は成行注文として執行され取引は成立します。

出典:GMOクリック証券 - FXなど投資を身近にもっと便利にするネッ...

これはつまり、逆指値注文でも成行注文のようにスリッページが起こるということを意味しています。

そのため「予約注文だから大丈夫でしょ!」とタカをくくって逆指値でエントリーしたら、いつの間にか大きな含み損を抱えたポジションができあがってた……、なんてこともあり得るわけです。逆指値注文をするときはこの点にも注意しましょう。

対して指値注文の場合は原則指定された値段で約定されるので、スリッページの心配は少なくて済みます。

まとめ

今回は3つの基本的な注文方法を解説しました。もちろん今回紹介した以外にも色んな注文方法があるのですが、それらはまた別の記事にて解説します。初心者の方はまず成行、指値、逆指値の違いとそれぞれの特性を理解しましょう。

しかし、初心者にとって指値と逆指値の違いはすんなり飲み込めるものではないと思います。以下にそれぞれの特性をまとめてみました。これらのことを踏まえて、実際にデモトレードなどで試してみればより早く理解できるでしょう。

  • 指値でエントリー  …… 逆張り
  • 逆指値でエントリー …… 順張り
  • 指値で決済     …… 利益の確定
  • 逆指値で決済    …… 損切り

また、指値注文と逆指値注文をうまく活用すれば、値動きを追う時間があまり取れないときでもトレードできます。例えば「サラリーマンなので普段は働いてる」という方などは指値や逆指値注文を活用すれば、より効率よく利益をあげられるのです。

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