MT4とは?世界中のCFDトレーダーが使っている便利ツールをご紹介!

こんにちは! 株識編集部の前田です。

今回は株価指数CFDをする上で欠かせない便利ツール、MT4を紹介します。MT4とは端的に言うと、チャートを見たり実際に取引したりするトレードソフトのこと。

超有名なので「もう使ってます!」という方も多いかもしれませんが、この記事では最近のMT5事情についても少し触れていますので、「MT4のことばかりでMT5はノーマークだった」という方にも参考になるかと思います。

MT4とは?

MT4(MetaTrader4、メタトレーダー4)とは、ロシアのメタクォーツ社が開発・配布している、CFD、FX、先物取引のためのトレードソフトです。高性能かつ多機能でありながら、ソフトの使用は完全無料なので、日本を含めた世界中のトレーダーから支持されています。

ちなみに、MT4を取引ツールとして採用している証券会社の数は、なんと750社以上。日本でもMT4を採用している証券会社は年々増えてきています。有名所だと楽天FXやYJFX!などでしょう。

メタトレーダーにはいくつかバージョンがあり、MT4は名前の通りバージョン4にあたります。最新版はバージョン5のMT5なのですが、MT4との互換性が低いことや、改悪ともいえるシステムの大幅変更などにより、まだ普及には至っていないようです。

MT4が人気な7つの理由

MT4は世界で最も使われているトレードソフトです。これはつまり、世界で最も多くのフィードバックを受けて成長してきたトレードソフトということ。磨き上げられた性能と機能は他の取引ツールを圧倒します。

なぜMT4はここまで人気なのか?その理由を詳しく見ていきましょう。

1.無料で誰でも使える

MT4はダウンロードからソフトの使用まで完全に無料です。各証券会社が独自開発しているソフトの使用は口座開設者のみに限定されますし、月々数千円の使用料がかかることもあります。

対してMT4にそういった制限はなく、メタクォーツ社の公式HPか、MT4を採用している証券会社から簡単にダウンロードできます。デモ口座を作ればお金は一切かけずMT4を触れるので、初心者の方でも安心して使い方を勉強できますね。

2.低スペックPCでもサクサク動作

MT4は非常に動作が軽い上、細かなチャートの動きも滑らかに描画してくれます。スキャルピングやデイトレードなどをメインにしているトレーダーにとっては、かなり大事な要素でしょう。

MT4の具体的な要求スペックはこんな感じ。

OS Windows XP 以降
CPU 1GHz以上
メモリ 1GB以上
容量 300MB以上使用

詳しいことが分からない方のために簡単に説明すると、ひと昔前のパソコンや、3万円台の激安ノートPCでも大丈夫なくらい軽いです。最近のパソコンを使っているなら、まず問題なく動くでしょう。

それでも「なんだか動きが悪い」「重い気がする」というようなときは、指標をムダに表示させすぎていたり、インターネット回線に問題があったりなどが考えられます。

ちなみにMacでMT4を使いたい場合、『PlayOnMac』などの仮想化ソフトを用いたり、Mac用にカスタムされたMT4を提供している証券会社に口座を開く必要があります。

3.豊富なインジケーター

MT4には移動平均線、ボリンジャーバンド、MACD、フィボナッチなどなど……、ありとあらゆるテクニカル指標(インジケーター)をチャートに表示させることができます。

インストールした時点で多くのインジケーターを標準搭載しており、初心者ならそれだけで十分に役立ちます。しかし、ある程度自分なりのテクニカル分析を確立している上級者だと、それだけではもの足りないでしょう。MT4の真骨頂はまさにここから。

搭載されているインジケーターの設定を自分好みに変えたり、証券会社やプロトレーダーが公開しているインジケーターを取り入れたり、さらに自分だけのオリジナル指標をゼロから作ることもできるのです。

この拡張性と自由度の高さはMT4ならでは。しかも、インジケーターは無料で配布されていることが多いので、手軽に試せるのがおいしいですね。

証券会社の独自ツールでは、インジケーターをゼロから作って導入するなんてことはまずできませんし、表示できるインジケーターの数に限りがある場合も。MT4なら培ってきたテクニカル分析のスキルを最大限に活かせます。

4.自動売買ができる

MT4には自動売買ツールを導入させることができます。自動売買ツールとは読んで字のごとく、エントリーから決済までを自動で行ってくれるツールで、よくEAExpert Adviser の略)と呼ばれます。

EAもインジケーターと同じく、他人が作ったツールを導入させたり、自分でゼロからツールを作ることも可能です。ただし、無料配布されていることが多いインジケーターに対して、EAは有料で販売されていることが多いです。もしくは口座を開設するとEAを無料で受け取れるキャンペーンをやっている証券会社もあります。

ところで「自動売買ツールで本当に稼げるの?」と不安に思う方もいるかもしれませんが、世の中には裁量トレード(自分の判断でトレードすること)を一切せず、EAのみで稼いでるトレーダーもいます。大事なのは本当に稼げるEAを選ぶ(もしくは作る)ことにあります。

どうしても不安な場合は、バックテストやデモトレードなどを行ってから実戦投入すると良いでしょう。

バックテストとは?過去のチャートで機械に擬似的なトレードを行わせ、その手法が勝てるかどうかをテストすること。

5.充実した注文機能

MT4のチャート機能はとても優秀ですが、MT4が支持を集めている理由はそれだけではありません。取引ツールとして洗練されているのも、もう一つの理由です。

普通の成行エントリーもIFO注文も同じ新規注文画面から楽々できますし、ワンクリックで即座にエントリーできるワンクリックトレード機能や指定したレートになったら通知してくれるアラーム機能など、実に充実した注文機能が備わっています。

また、ポジションの管理も非常に楽です。取引タブを表示しておけば、「そのポジションでいくらの手数料や金利が発生しているか」「決済注文はなされているか」「損益はいくらか」などが一目で分かります。

6.スマホ・タブレットにも対応

MT4はスマホ・タブレット用のアプリもあります。もちろんこれらも無料です。

モバイル端末用とはいえ、テクニカル指標の表示や充実した注文機能とチャート機能など、パソコン版と遜色ないほどの機能を備えています。そして何より、デザインがシンプルなので見やすく、直感的に使えるので初心者にもとっつきやすいのが良いですね。

インストールしておけば、外出先や手元にパソコンがないときでも機会を逃さずトレードできます。

7.複数口座での取引や乗り換えが楽

口座を複数開いたり証券会社を乗り換えたりするとき、それぞれのチャートに慣れる必要がありますし、自分好みの環境を作るために設定をいじり直すという作業もしなければいけません。これらの問題は、MT4を採用している証券会社のみに絞って口座を開けば全て解決します。

もちろん証券会社によって提供されている値段や商品は異なるので、MT4自体にも多少カスタムが施してある場合があります。しかしカスタムといっても、表示できる株価指数や商品の違いくらいで、根本的な使い勝手はどの証券会社のMT4でもほぼ一緒です。

なぜMT5は普及が進まないのか?

冒頭の部分で書きましたが、メタトレーダーの最新版はMT5なのにもかかわらず、未だに普及が進みません。この原因としてMT4との互換性の低さやシステムの変更を挙げましたが、これらについてもう少し詳しく見ていきましょう。

悪くなったところ

  • MT4で使えたインジケーターやEAが使えない
  • インジケーターの開発が難しくなった
  • MT4よりもメモリを食うようになった

最も大きいのはMT4のインジケーターやEAが使えない点ですね。MT5でインジケーターやEAを使うためには、MT5専用のものが必要です。普及率も低い現状ではインジケーターやEAの数が少なく、MT4と同じレベルの環境を作り出すのはまだまだ時間がかかるでしょう。

良くなったところ

  • 表示できる時間足がすごく増えた
  • 動作がよりサクサクになった
  • インジケーターが整理しやすくなった

MT5は最新版ですから、当然MT4より良くなった点もあります。時間足は19種類(MT4は9種類)と大幅に増えましたし、インジケーターをフォルダで管理できるようになった(MT4はお気に入り機能しかない)ので、非常に使い勝手が良くなりました。

ちなみに動作がサクサクになったのは内部システムの変更によるもので、これによりメモリ消費量が増大したという弊害も生まれています。しかし、これに関してはアップデートで随時改善されつつあります。

アップデートで改善されつつあるMT5

実際MT5を採用している証券会社はMT4ほど多くなく、取引ツールとしても活用したいならMT5を選ぶメリットはまだまだ少ないと言わざるをえません。

しかし、アップデートを重ねるに連れ、良くなってきた点もあります。登場した当初はできなかったバックテスト、ポジションの両建てもアップデートにより可能になりましたし、MT5に対応している大手の証券会社もだんだん増えてきました。

実際MT4のアップデートはここ半年行われておらず、対してMT5は1~2ヶ月くらいの頻度で定期的にアップデートされています。このことを踏まえると、今後MT5が主流になる日も近いと考えることもできるでしょう。

まとめ

MT4はとても高性能なトレードソフトですが、その真価を発揮できるかどうかはトレーダーの力量次第といったところでしょう。

ですが初心者だからといって尻込みする必要はありません。MT4は無料でダウンロードできますし、使い方を学びたいだけなら、デモ口座を開けばノーコストでいくらでもできます。テクニカル指標のことが分からなくても、経験を積み重ねながら勉強していき、少しずつインジケーターを活用できるようになれば良いのです。

それにMT4を100%使いこなすのは、実際かなり難しいです。なぜなら、インジケーターやEAを自作するには、MQLという独自のプログラミング言語を扱える必要があるから。逆に言えば、「そういったことが苦じゃない」「プログラミングを知っている」というような方には大きなアドバンテージになりますね。

初心者から上級者まで幅広く応えることができる機能の幅、これこそMT4がたくさんのトレーダーに愛される理由なのかもしれません。

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