これさえ覚えればCFDトレードを半自動化できる!3つの便利な注文方法まとめ

こんにちは! 株式編集部の前田です。

前回、以下で3つの注文方法をご紹介しました。

この記事では更に応用的な注文方法に焦点をあてて解説します。成行、指値、逆指値のことが理解できていることを前提に進めていくので、それらを知らないという方は、まず上のリンクから基本的な注文方法について学ぶといいでしょう。

今回紹介するのは以下3つの注文方法です。これらを活用できるようになれば、常に値動きを見張っておく必要がなくなります。つまりトレードを半自動化できちゃう、というわけです。

  • IFD注文(イフダン注文)
  • OCO注文(オーシーオー注文)
  • IFO注文(アイエフオー注文)

基本編とは打って変わってアルファベットが並んでいるので、難しそうな印象を受けるかもしれませんが、大丈夫。結局、指値や逆指値の考えを応用しているだけなので、基本の注文方法を理解できているならすんなり頭に入ってくるはずです。

IFD注文

IFD注文とは、新規注文に対して一つの決済注文も入れておく注文方法のことです。「If Done」の略なのでこう呼ばれます。

例えば「今よりも高い値段で買って(逆指値エントリー)、更にここまで上昇したら売り(指値決済)」のような一連の流れを最初の注文画面で決めたなら、それはIFD注文です。ポジションに対してあらかじめ利食い、もしくは損切りの設定ができるので便利ですね。

利食いと損切りとは?含み益が出たポジションを決済して利益を確定することを利食い、含み損が出ているポジションを決済して損失の拡大を防ぐことを損切りという。

しかし、IFD注文は決済のときに指値か逆指値のどちらか一方しか指定できません。つまり利食いと損切りを同時に設定することはできない、という意味なので注意しましょう。

利食いと損切りを同時に設定したい場合、最初にIFO注文をするか、すでにあるポジションに対してOCO注文をする必要があります。IFO注文とOCO注文に関しては後の項で詳しく解説するので、まずはIFD注文について詳しく見ていきましょう。

利食いを設定したIFD注文

日経225を買いから入る場合を例に見てみましょう。以下の画像をご覧ください。

日経225が19,500円のときに「19,550円まで上がったら買いでエントリーし、その後19,600円になったら決済」というIFD注文をしました。

しばらくして日経225は19,550円まで上昇したので、新規注文が約定されました。その後予想通り相場が動き、無事に19,600円まで上がったので決済注文も約定され、利益を得ることに成功しました。

この利食いを想定したIFD注文の場合、損切りは手動で行わなければいけないという点に注意しましょう。今度はこちらの画像をご覧ください。

画像のように予想に反して相場が下がってしまったとき、しっかり値動きを追っていないと損切りの機会を逃すことになるので、どんどん損失が膨らんでしまいます。

損切りを設定したIFD注文

今回も日経225を買いから入る場合を例に見てみましょう。以下の画像をご覧ください。

日経225が19,500円のときに「19,550円まで上がったら買いでエントリーし、その後19,500円になったら決済」というIFD注文をしました。

しばらくして日経225は19,550円まで上昇し、新規注文が約定されたのですが、残念なことに、その後すぐ相場は下降トレンドに入ってしまいました。しかし、あらかじめ19,500円で決済する注文を入れていたので、損失の拡大は防ぐことができました。

損切りを想定したIFD注文の場合、利食いは手動で行わなければいけません。以下の画像をご覧ください。

この画像のように、「実は利食いできるところまで上昇したのに、値動きを追っていなかったせいでいつの間にか損切りが発動してた」なんてこともありえるので注意しましょう。

OCO注文

OCO注文とは、二つの新規注文(もしくは二つの決済注文)を同時に入れる注文方法のことです。片方の注文が約定されたら、もう片方の注文は自動的に取り消されます。

IFD注文のときは「新規注文のときに決済注文もいれておく」という、トレードの一連の流れを決めておく注文でしたが、OCO注文は「上がったら買い、下がったら売り」もしくは「上がったら利食い、下がったら損切り」といった感じで、相場の動きに合わせてトレードできる注文方法です。

OCO注文を使ってエントリー

OCO注文を使ったエントリーはその性質上、レンジ相場で役立ちます。

レンジ相場とは?一定の値幅で上がったり下がったりを繰り返している相場のこと。

以下の画像をご覧ください。

レンジ相場にあって、上昇トレンドに入るか下降トレンドに入るか分からないときは、画像のようにOCO注文を用いて逆指値新規注文を二つ入れると良いでしょう。こうすれば上昇トレンドに入ったときは買いエントリー、下降トレンドに入ったときは売りエントリーと、柔軟に対応できます。

そして画像の場合は逆指値注文なので順張り的なOCO注文ですが、指値注文を二つ入れる逆張り的なOCO注文も、もちろん可能です。しかしこれはかなり難易度が高いので、初心者にはあまりオススメしません。

OCO注文で決済

ポジションの決済にOCO注文を用いれば利食いと損切りを同時に設定できるので非常に便利です。大体の場合、新規注文が約定されたあとすぐにOCO注文をすることが多いでしょう。以下の画像をご覧ください。

この画像の場合、日経225が19,550円のときに買いでエントリーしてすぐに「19,600円になったら決済」という指値注文(利食い)と、「19,500円になったら決済」という逆指値注文(損切り)を同時に入れていますね。

このように、エントリー後すぐOCO注文を用いて利食いと損切りを同時に設定しておけば、相場がどちらに動こうが自動で決済してくれるので、あとは放置するだけになります。

更に応用として、すでに含み益が出ているポジションの利益を確保したいときも、OCO注文は有効です。今度はこちらの画像をご覧ください。

画像のように、日経225が19,500円のときに建てた買いポジションがすでに含み益を生んでいるとします。このポジションに対して「19,600円になったら決済」という指値注文と、「19,550円になったら決済」という逆指値注文を入れれば、相場がどちらに転ぼうがとりあえず利益は確保できるのです。

IFO注文

IFO注文とは、これまで紹介したIFD注文とOCO注文を組み合わせた注文方法です。表記ゆれとしてIFD – OCO注文、IFDO注文などがあります。

IFO注文すれば新規注文の時点でエントリーの値段、利食いの値段、損切りの値段を全て決められます。つまり新規注文を出す段階でトレードが全て完結するのです。

具体的にはこちらの画像をご覧ください。

画像について順を追って解説します。

日経225が19,500円のときにIFO注文をしました。この後、日経225が19,550円になったら新規注文が約定され、買いポジションが建てられます。

更にその後、日経225が19,600円に上がったら利益を確定し、逆に19,500円まで下がったら損切りをするというのがこのIFO注文の中身です。注文の内訳を簡単に並べるとこんな感じ。

  • 19,550円で買いエントリー(逆指値新規注文)
  • 19,600円で利食い(指値決済注文)
  • 19,500円で損切り(逆指値決済注文)

一回の注文で多くの処理が行われていて難しく感じるかもしれませんが、指値注文と逆指値注文を組み合わせているだけなので、実は簡単です。上手く活用できれば注文を半自動化することができます。

まとめ

今回は3つの応用的な注文方法を紹介しました。それぞれの要点を以下にまとめます。

  • IFD注文……指値 or 逆指値でエントリーし、指値 or 逆指値で決済する。
  • OCO注文……エントリー or 決済するとき、指値注文と逆指値注文を同時に入れる。
  • IFO注文……指値 or 逆指値でエントリーし、指値 and 逆指値で決済する。

これを見てみると、IFO注文はほぼ隙がない最強の注文方法といえますね。IFD注文は利食いか損切りのどちらかしか選べませんし、OCO注文はエントリーで使った場合、手動で決済注文しなければいけません。

少し時間があるときにIFO注文を入れれば、夜寝ているときでも、昼間働いているときでも、勝手にエントリーから決済まで行ってくれるので、普段忙しい方はIFO注文をぜひ活用しましょう。

誤解のないように書いておきますが、紹介した注文方法はあくまで半自動。値段そのものは自分で決める必要があるので、完全に自動ではありません。これらの注文方法を使いこなすためにはトレンドを見極めたり、テクニカル分析の知識を深めたりするのが大事です。

そういった力を付けつつ、IFD注文、OCO注文、IFO注文を活用してトレードの効率を高めていきましょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

過去10年の検証に耐えた
CFDのトレードノウハウとは?

株トレーダー育成コミュニティ「トレーダーズ・ジム」では、相場の本質を突いたノウハウを会員の方々に提供し、リスクの絶えない金融の世界で着実に成果を上げ続けてもらうことに成功しています。